現在の世界中の関心事はロシアにおける侵略戦争であろう。そうであったとしても、なぜ、「ソ連軍によるウクライナ侵攻」と表現し、「侵略戦争」と表現しないのだろうか。それにしても、「戦争はやめて!」という声が世界中に広がってきているのは心強いことである。そうは言っても、戦火の広がりがいつ止むのかが心配だ。なんと言っても、原子力発電所があるからだ。そう考えるのは誰もが同じのようで、原発付近でのロシアの軍事行動が気になるところである。最新ニュース「米エネルギー省、原子力事故対応チームを始動」が入ってきた。
ウクライナ南東部のザポロジエ原発での出火を受け、米エネルギー省は3日、原子力事故対応チームを始動させた。現地情勢のモニターを続けており、原発付近における放射線量の上昇は確認できていないとう。
同省のグランホルム長官はウクライナのエネルギー相と協議。「原発付近でのロシアの軍事行動は無謀であり、やめるべきだ」と訴えた。また「原子炉は堅牢な格納容器に守られ、原子炉は安全に停止している」との見解を示した。(朝日新聞デジタル、2022年3月4日)
この記事に対する副島英樹朝日新聞編集委員(核問題、国際関係)のコメントも発表された。「ロシアのプーチン大統領は、核兵器の高度な警戒態勢をとると同時に、原発が内包する危険性を脅しの材料に使っているように見えます」と言い「最悪の結末を迎えかねない瀬戸際まで来ているのかもしれません。核兵器と原発は同根です。そして、第2次世界大戦時と今とで決定的に違うのは、第2次大戦時には原発はなかったという事実です。各国は一刻も早く戦闘停止に向けて全力を尽くすべき時だ」と結論づけている。
私は前から、日本には多くの原発を抱えているのだから、決して戦争を始めてはいけない。だから、敵地攻撃能力などもっての外だ、と言ってきた。そうした心配が杞憂でなかったことをこの度の侵略戦争が証明してしまったことになる。「最悪の結末を迎えかねない瀬戸際まで来ているのかもしれません」何という恐ろしいことであろうか。
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