2022年3月11日金曜日

『力には力』という中世的価値への逆行

  相変わらず、ウクライナ情勢は見通せない状態が続いている。こんな情勢の中、米国の核を国内配備して共同運用しよう、などと、とんでもない馬鹿げたことを言い出した御仁がいる。「しかしいま私たちが目撃しているのは、むしろ「核抑止」なる幻想の根本的な危うさではないか」。「核の脅しさえ躊躇わない大統領は果たして正気か。核のボタンに手をかける恐れはないか。少なくとも私は嫌な予感が拭えない」(青木理著、『サンデー毎日』2022年3月20日、p40)
 このような情勢の中、何が求められているか、青木理氏の説を編集し、四つにまとめてみた。

1、ロシアの蛮行を難じる国際社会の結束
2、「核抑止力」の強化などではなく、核という絶対悪を放逐する努力に向けた心ある国々の結集
3、「敵基地攻撃」などではなく、むしろ私たちが真摯に取り組むべきは東アジア地域にどう平和と安定を構築するか、の検討。
4、価値観を共有する隣国との関係を改善し、多元的で多角的な安全保障体制を作りあげる努力。

 以上のことを一言で言えば、「『力には力』という中世的価値への逆行」(上同)を許さず、憲法9条の精神を実行しようということになるであろう。

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