美術館に行くと、好きな作品、気に入った作品を探すこと、それらの作品を感覚的に味わうことをメインにしてきたところがある。しかし、『芸術がわからなくても美術館がすごく楽しくなる本 知識がなくてもできる教養の磨き方』(藤田令伊著、秀和システム、2015年)を読んで、美術鑑賞には多様な見方があることを知った。本当に「目から鱗」て感じで、次に美術館に行くことが楽しみになった。以下、要点を自分の感想を織り交ぜながら列記してみた。
美術館を早足で歩くと好きな作品が見つける。 気になった作品を中心に後でゆっくりと見るようにする。
作品と自分の間に「個人的な物語」を見出し、その物語をどれだけたくさん見いだすことができるかが美術鑑賞の肝。 それはプライベートな要素をどれだけ見いだすことができるか、だけど、「内在的なもの」(ヤマザキマリさんがラジオで言っていた言葉)に気づくことでもある。
既存のタイトルにとらわれず、自分で作品の名前を考える。ネーミングすることで作品を見直す。これは面白い考えで、やってみたい。
鑑賞したものを反芻し、体験を血肉化する
近くだけでなく音や肌触り味匂いなど五感をフルに活用して作品を見るようにするとより豊かな開始鑑賞体験ができる。 寒々とした海の風景を描いた絵を思い出した。そういえば、何度も見た常設館にあった「朝もやの立ち込めた静かな朝の時間」を描いた絵も思い出した。
シャーロックホームズのように細かい部分を丁寧に見てみると、それまで気づかなかったことを発見できることもある。これとの関係で、「作品を言葉で表現してみる」「意味を考えてみる」という方法もある。
別の作品と比べてみる。このことに関して、ゴッホは四〇点近い自画像を描いている。それらの違いに注目して、ゴッホの自画像を鑑賞してみたいと思っている。
一つの見方に固執せず、他の見方に「ゆれる」ことも大切。 それは、「物事を多様な観点から見ようとすることであり、すぐれたものの見方・考え方」である。(『芸術がわからなくても美術館がすごく楽しくなる本 知識がなくてもできる教養の磨き方』からの要点)
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