731部隊は過去のもの、と思ってきた。しかし、どうも今の自衛隊に引き継がれて命脈を保っていたようだ。そのことを知って愕然とした。どうしてそう思ったか?
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| 「『imagine』2021年1月1日号」より |
1、731部隊に関する史料はアメリカに渡ったということから、日本にはないもの、と思ってきたが、すでに返還されて、自衛隊が持っているらしいが、公開を拒んでいるという。
731部隊に関する史料はアメリカ、中国、ロシアなどでは公開されていますが、唯一日本だけが未だ隠し続けています。
1986年9月、米下院復員軍人補償問題小委員会の公聴会でハッチャー国防総省記録管理部長は「戦犯免責と引換にアメリカに渡った731部隊のデータは1950年代末に日本に返還した」と証言、議事録にも記載されています。
この返還されたはずの「データ」の開示を求めてこれまで様々な場で公開を要求してきました。「731部隊裁判」(略称)、「細菌戦裁判(略称)によって多少の731部隊関連資料が開示されましたが肝心の「データ」は明らかにされていませんでした。 (和田千代子著、「731部隊・細菌戦関連資料の情報公開を求めて」『imagine』2021年1月1日号、アウシュヴィッツ平和博物館、p6、強調は引用者による)
2、戦後、元731部隊員及び関係者が自衛隊に入隊しているだけでなく、自衛隊も発足直後から秘密裏に化学兵器を所持、研究しているという。厚い秘密のべールに覆われた「化学校」まで存在している。
戦後、元731部隊員及び関係者が自衛隊に入隊していることから、当時実戦で知り得た情報・研究論文等を掲載していると思われる陸上自衛隊衛生学校及び化学学校発行の内部誌『衛生学校記事』と『化学学校記事』の公開を要求して2013年11月(化学学校は2016年)東京地裁に提訴しました。
当初、被告(国・防衛省)は「I冊も無い」と主張していましたが裁判開始8ヵ月後の2014年9月、防衛医科大学の図書室等から『衛生学校記事』28冊が発見されたとして謝罪、公開しました。発見されたのは発行元の「衛生学校」ではありません。『化学学校記事』に関しては一冊もないと主張しています。防衛省にも発行元の衛生学校、化学学校にも「1冊も無い。保管していない」「保存期間が過ぎ廃棄した」という回答は不自然であり到底納得できません。
既にご存知の通り、戦前の日本軍は、毒ガス・生物兵器を実戦使用し多数の中国軍民に残虐な被害を与えました。旧軍を引き継いで発足した自衛隊も発足直後から秘密裏に化学兵器を所持、研究しています。特に「化学校」は厚い秘密のべールに覆われており、その研究や訓練の内容を知ることは非常に困難です。(同上)
なぜ、真実を追究するのか?に対する答えの、「日本と東アジア諸国との友好関係を築く上に不可欠だ」というのは、その通りだと思った。なお、日本軍による毒ガス関する問題については「戦争は終わっていない現実(終戦→敗戦)」でも言及している。
日中戦争期の日本と東アジア諸国との歴史を正確に認識することは将来の日本とこれらの国々との友好関係を築く上に不可欠なものであると思います。特に731部隊、細菌戦関連史料の隠蔽は歴史事実の究明を遅らせ、歴史認識にとって大きな障害です。(同上)

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