『サンデー毎日』で、つい最近、なかにし礼さんの追悼特集があったと思っていたら、今度は、半藤一利さんの追悼特集があった。残念である。半藤さんは、昭和史の研究で知られているが、そんなか彼が「昭和史の最大の教訓」について、次のように語っていた。
「言論の自由がなくなったことで、戦争に対する抵抗ができなくなってしまった」というのが昭和史の最大の教訓です。(保阪正康著「追悼 半藤一利」『サンデー毎日』『サンデー毎日』、2021年1月31日号)
と。だから、日本学術会議会員任命拒否問題も、昭和史の教訓との関連も考慮して考える必要がある。何事も、”危険な芽”は小さいうちに摘んでおかなければならないのだ。(どんな危険な芽なのか、という認識が大切!!)
また彼は、この世に「絶対」はない、という信念を持っていたが、あえて、一度だけ、「戦争だけは 絶対に はじめてはいけない」と使っている。
東京の大空襲をくぐり抜け、「防空ごうから見上げるB29は、巨大な怪物そのものでした」(半藤一利著『焼けあとの誓い』、大月書店、2019年)といった恐ろしい体験もして、彼なりに昭和史を研究し尽くして得た言葉だけに、重みがある。彼の思想を学び、意思を継いでいきたい、そう思った。
![]() |
| (半藤一利著『焼けあとの誓い』より) |

0 件のコメント:
コメントを投稿