今年元旦の朝日新聞コラム「天声人語」は、英国の作家ジョージ・オーウェルの『動物農場』を題材にしながら、現政界の問題点は政治的緊張感がないこと、だから、「今年こそ、緊張感のある政治を」と訴えていた。
『動物農場』は「ロシア革命に材を取り、スターリンの独裁政治を皮肉った寓話」だということをコラムを読んで初めて知った。初めは豚のナポレオンという独裁者と別の豚であるスノーボールという2匹の指導者がいて、政治に緊張感があった。それが、次第に変質していく話である。
具体的には、やがてスノーボールが追放されて、政治に緊張感がなくなってしまう。すると、ナポレオンはやりたい放題になり、「掟をねじ曲げ、豚たちだけで酒を飲んだり、人間のベッドを使ったり。ウソを重ね、文書を捏造する。ときおり不平を口にしていた動物たちも次第にならされて」しまう、という。全く、日本の今の政局そのもので驚く。
『動物農場』が教えてくれているように、現政権で起きている「ウソや文書を捏造」などの様々な問題は、「野党が弱いため政治に緊張感がない」状態が原因のようである。「下手をすれば政権を明渡す羽目になる」といった政治的緊張感があれば、これまでのように好き勝手はできないからだ。
念願の政治的緊張感は、実績のある野党共闘の発展以外にはない。野党共闘に楔を打ち込もうとしている勢力もあるようだが、それらに負けないで、緊張感のある政治を実現してほしい。
「行動の先に希望がある。行動を続けることで未来は切り開かれる」(サルトル) 「人間は進化する存在。今の自分を超えて、創造的であり続ける『超人』を目指せ!」(ニーチェ) こうして社会に発信するというささやかな行動を通じて、一歩でも二歩でも、未来を切り開いていける存在でありたいです。
2021年1月30日土曜日
野党共闘で緊張感のある政治を
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