2021年1月12日火曜日

『鬼滅の刃』を読み始めた

  話題の『鬼滅の刃』について、何一つ知らなかった。五歳の孫までが興味を示しているからには、と、ノベライズ版を読み始めた。鬼は光に弱い。日本国憲法の理想主義を光に例えれば、日本国憲法を敵視している人たちが鬼に見えた。理想主義に磨きをかけて、光を強くし、鬼退治をしなければ、と思ってしまった。

ゴヤ作「これこそが真実なんだ」(版画集『戦争の悲惨』、p169)

 そういえば、ゴヤも、版画「これこそが真実なんだ」で、戦争の対極にある真実・理想というものを後光のような光で表現していた。版画集の解説によると、「後光のような明るい光の中での語らい。なんと豊かなことだろう、人と人とが殺し合う戦争の対極にある、人が生きるための糧をつくり育てる平和な営み」(谷口江里也著『戦争の悲惨』、p168)だという。戦争の対極にあるのは、平和であり光なのである
 物語はまだ始まったばかりで、炭治郎は鬼と戦える力量をつけようと修行に励んでいる。そんな中、ある日「おまえは知識としてそれを覚えただけだ。おまえの体は何もわかってない」「鱗滝さんが教えてくれたすべての極意を、けっして忘れることなどないように! 骨の髄までたたきこむんだ」と言われる。そうか、これが「身体知」ということか、と納得し、前に書いた「相田みつをの探究心」を思い出した。そして、一二度読んで「わかったつもり」にならないように気をつけなくてはいけない、と思った。

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