2020年7月16日木曜日

この黒塗り文書は、あまりにもひどい

 <「真実ありのままを。私はひかない」 森友改ざん、財務局職員の妻語る>という朝日新聞(2020年7月14日)の記事がある。その記事に、「俊夫さんの公務災害認定(19年2月)の経緯や理由がわかる文書の開示を人事院に請求したが、昨年12月に出てきたのは大半が黒く塗りつぶされた文書約70枚だった。抑えてきた気持ちが爆発した」とあった。
自死した赤木俊夫さんの妻雅子さんの情報開示請求について話す
松丸正弁護士(右)と生越照幸弁護士。手元には、黒く塗りつ
ぶされた文書
があった=6日、大阪市北区、小宮路勝撮影


 写真を見てもわかるように、誰が見ても、この黒塗り文書は、あまりにもひどい。明らかな基本的人権の一つである「知る権利」の侵害である。このような不正が、堂々とまかり通る政界は、果たして正常と言えるか。甚だ疑問である。だからこそ、赤木俊夫さんの妻雅子さんを応援していきたい。
 この件を調べていて、もっとひどいのがあった。<(社説)公文書不開示 外交を隠れ蓑にするな>という朝日新聞(2019年11月5日)の記事だ。
<朝日新聞記者が求めた1968年の「沖縄返還問題の進め方について」。緊急時の米側の核兵器持ち込みをめぐる記述が黒く塗りつぶされた>だけでなく、<ジャーナリストの布施祐仁氏が求めた日米行政協定(日米地位協定の前身)の改定交渉に関する50年代後半の文書だ。27点中26点が全部または一部不開示となった>という。
 黒塗りどころか、文書のそのほとんどの提出そのものを拒んでいたのである。本来、国民の側に主権があるのだから、憲法を遵守しておれば、拒むことなどできないはずではないか。明らかな憲法無視である。

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