2020年3月12日木曜日

基本的人権を侵害する米軍基地の存在

「日米軍事同盟を根本から見直す」という論文に興味を持ち、『前衛』(2020年2月号、日本共産党中央委員会)を借りて読んでみた。世界中(45カ国)に514もある基地の中で、思いやり予算による優遇など、突出した在日米軍基地の異常に目を見張るものがあった。その中でも、下記のような米軍による基本的人権の侵害の実態は、人ごとには思えない。安保容認派が多く存在していることは知っているが、こうした実態を知った上での容認なのだろうか。
 何十年と、傍若無人な飛行・訓練の騒音などに耐えてきた人たちのことを思えば、とても、安保容認などとは言えない。

 主権を侵害する基地あるがゆえに、相次ぐ米兵犯罪やオスプレイ配備強行、無法な空母艦載機などによるNLP(夜間離着陸練)や超低空飛行訓練、米軍機の騒音被害、航空機・戦艦による環境汚染などにより、各地で住民の命と暮らしが日常的に脅かされている。
 全国各地で米軍基地による被害が深刻になっている。沖縄に配備された米海兵隊のMV22オスプレイは、くりかえし本土に飛来し、傍若無人な飛行・訓練を続けている。米空軍のCV22オスプレイが横田基地(東京都)に配備され、超低空飛行を含む訓練を各地で実施している。岩国基地(山口県)は、米海兵隊のF8B戰闘機が米国外で初めて配備されるとともに、空母艦載機が移駐され、東アジア最大の航空基地に変貌した。爆音被害だけでなく、墜落事故など重大事故が相次いでいる。
 米軍基地と沖縄県民をはじめ日本国民との矛盾点はすでに限界をこえた。さらに、憲法違反の集団的自衛権行使による「海外で戦争する国づくり」など、「日米同盟」の危険な侵略的変質は、日米安保条約と日本国憲法がいよいよ両立しなくなったことを浮き彫りにしている(『前衛』同上、p17)

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