2024年6月22日土曜日

帰還困難区域はblack box

  恐ろしい記事を読みました。放射線被害は、虫や動物によって拡散するという次のような記事です。

 人間や動物の何百万もの死体は、腐敗し、放射能汚染の環境下で突然変異し、さらに破壊的になったウイルスやバクテリアに感染して朽ち果てる。放射能の影響を受けない何兆匹もの虫、ハエ、のみ、ゴキブリ、しらみは、死体から生き残った人々に移動する。そして、大気や土など環境中の高濃度の放射能によって免疫メカニズムにひどい欠陥が生じてしまった人々に病気を伝染させる。ネズミなどの齧歯目動物は、だめになった下水道をすみかに、死体を食べて、何百万にも繁殖する。(『狂気の核武装大国アメリカ』、ヘレン・カルディコット著、岡野内正・ミグリアーチ慶子訳、集英社 、2008年、p28〜29)

 福島県には、帰還困難区域という高濃度の放射能汚染区域が存在します。そこには、自然死した動物の死体が存在します。汚染した「何兆匹もの虫、ハエ、のみ、ゴキブリ、しらみは、死体から」汚染していない動物や、やがては人体にまで影響を与えかねません。言ってみれば、帰還困難区域はblack boxです。そこで何が起きているか、しっかりと経過観察をしていかないと、とんでもないことになりやしないか、心配が膨らんでしまいました。

福島第一原発周辺の帰還困難区域の境界はバリケードでさえぎられている(2021年2月、福島県富岡町)

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