しかし、「積読」も読書のうちであることを考えれば、手を加えなくても一度脳にインプットしたものは、脳の深部に記憶され、積読のような有用性がありそうです。何らかの引き金をヒントに思い出されることがあるからです。
情報をうけ身のままでいかすことは、なかなかできません。ほったらかしの情報はゼッタイにいきいきしないのです。
いきいきさせるためには、自分が情報を積極的に編集してみるということがとても大事です。いままでの話を総合して、大事なことはいろいろあるけれども、一人ひとりが自分で情報の編集に向かうということが、いちばん大事なことだということを、あらためて強調しておきます。感じたこと、読んだこと、見たことなどを、自分で紙に書いたり、絵にしたり、語りあったり、それからネットの中でも表現してみることです。(『わたしが情報について語るなら 未来のおとなへ語る』、松岡正剛著、ポプラ社、2011年、p435−436)
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