われわれは文明の進歩に後れをとった一小国でありながら、頭をあげてアジアの片隅にすっくと立ち上がり、一躍、自由、友愛の境地に跳びこむのです。要塞をとりこわして平地にし、大砲を鋳つぶして戦艦を商船に変え、兵隊は市民となって、ひたすら道徳を研鑚し、工業技術の開発に努め、
純然たる哲学の申し子となった、とあっては、文明をもって自ら傲るヨーロッパ諸国の人々も、
深く恥じ入るのではないでしょうか。彼らが頑なになおも改めず
はじらいもなく、こちらの軍備の撤廃につけいり強引に攻め込んできたときわれわれはみな、わずかの武器も、一発の弾も持たずに
礼儀正しく迎えたなら
いったい彼らに何ができるでしょうか(「100分de名著 中江兆民“三酔人経綸問答”・1」より)
「行動の先に希望がある。行動を続けることで未来は切り開かれる」(サルトル) 「人間は進化する存在。今の自分を超えて、創造的であり続ける『超人』を目指せ!」(ニーチェ) こうして社会に発信するというささやかな行動を通じて、一歩でも二歩でも、未来を切り開いていける存在でありたいです。
2023年12月12日火曜日
兵隊は市民となって・・・・
今月のNHK放送「100分de名著」は、中江兆民の『三酔人経綸問答』を取り上げていました。この書の存在は知っている程度でした。ですから、この放送を視聴して「日本国憲法の第九条を先取りした内容」が含まれていたことを初めて知りました。次のような内容でした。放送で朗読した内容を内容を四連の詩に編集して紹介します。「兵隊は市民となって」というところを考えると『三酔人経綸問答』は、第九条の先をいく、22世紀の憲法を予言しているとさえ言える内容です。こうなると、これまでどのような評価を受けてきたかが気になります。いずれにせよ、すごい内容です。
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