ウクライナでは、一年も抗戦が続いています。食料も、エネルギーも自給できているからに違いありません。しかし、日本は島国て、食料も、エネルギーも自給できていません。さらには、多くの原子力発電所などの核施設を抱えています。このような日本が戦争を戦えるはずがありません。まずはこの現実を直視する必要があります。その上で、戦争を防ぐという消極的な考えでなく、平和を構築していく、その過程で戦争が起きない環境を整備していくのです。結果として戦争を防げればいいのです。
まずは、美輪明宏さんの考えに耳を傾けてみましょう。
美輪 石油のない日本がどうやって飛行機を飛ばすのか? 軍艦を動かすのか? 勝てるわけないよなと、そんなことは子供にだってわかることで。
軍国主義と言うのは本当に愚かなんですね。鉄がないからと、私たちは鉄鍋から何から何まで金属供出させられて、国民はひどい目に遭った。ここへ来て、再び、あの過ちを繰り返そうというのはどうかしています。
(中略)
美輪 そもそも日本が戦争できると思っているのがおかしい。だって、もう日本はできない条件を全部作っちゃったんですよ。・・・何かといいますと、原発です。日本全国をずっとなぞるようにね。五十数基原発を作っちゃったでしょう。
瀬戸内 そうなんです。日本なんて敵国の爆弾によって、一発でなくなりますよ。
美輪 今は特攻隊の時代じゃないんですよ。ドローンの時代だし、ミサイル、無人機の時代でしょう。
無人機で持って日本中をずっとなぞるようにして爆弾を落としていったら全部の原発が爆発。それで日本は全滅。一日で片がつくんですよ。 だから日本はいかにそれを避けるか。そのための外交力を養うことが重要課題で。(『これからを生きるあなたに伝えたいこと』、 瀬戸内寂聴・美輪明宏著、マガジンハウス、2016年、pp75〜78)
そうなんです。日本はいかに戦争を避けるか、が最重要課題なのです。初めから敵視するのはやめて、日本国憲法を力に共存する道を探るべきなのです。
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