2023年10月2日月曜日

「発掘された珠玉の名品」展

 美術館に行って、展覧会「発掘された珠玉の名品 少女たち 夢と希望─そのはざまで 星野画廊コレクションより」を観てきました。「忘れ去られようとしていた異色作家の代表作を探し当て」、蒐集してきた作品群の異色の展覧会でした。
 「発掘する作業」という「不染鉄」『石を磨く』からの引用も展示されていて、作品や作家を発掘できた時の感動の言葉「こんなすばらしい作家がいたのか!!」「こんなかわった絵があったんやな」で、引用文が締め括られていました。この感動を知ったとき、読書の過程でも、同じような感動があったことを思い出しました。そして、埋もれた文献や思想家を発掘していくことの意義を再認識することができました
 この展覧会で、も一つの収穫がありました。全作品にちょっとした解説とサブタイトルが展示されていたことです。しかも、サブタイトルのおかげで、作品を深く味わうことができました。谷山孝子作『庭』に対して「仮初の幸福」、青木大乗作『想い』(少女の裸婦像)に対して「絵になる最初かな」という具合でした。
 「若冲と江戸絵画」では、子供たちに親しみを持ってもらえるように、ということで、サブタイトルも展示されていました。ですから、作品にサブタイトルという展覧会は初めてではありません。しかし、新しいタイトルをつけることで作品に新たなスポットを当てることができるという発見がありました。 

0 件のコメント:

コメントを投稿