なお、「記念館の図録の解説によれば、回天が突入する際、目標艦の側面にほぼ直角にぶつかれば確実に信管が作動するが、浅い角度でぶつかった場合は作動しないこともあった。そのため、衝突の衝撃で搭乗員の体が前のめりになることで、信管のスイッチが入り、自爆する仕組みになっていた。
突入前に機器のトラブルが起こり、回天が動かなくなった場合も、搭乗員が自ら信管のスイッチを押して自爆することになっていた。秘密兵器とされていた回天が相手側の手に渡ることや搭乗員が捕虜になることを防ぐためである」というのです。やはり、戦争は狂気そのものです。このような狂った兵器まで作ってしまうからです。
しかし、考えようによっては、どのような兵器にしても、殺人機であることに変わりがありません。回天を作ってしまったのが狂気なら、核兵器を作り、核兵器に頼っている人間どもの方が計り知れない狂気です。どれだけ多くの生物を殺戮してしまうか、その威力の大きさは計り知れないからです。日本国憲法のありがたさが身にしみます。
![]() |
| (「『通販生活』、2021年盛夏号、p125」より) |

0 件のコメント:
コメントを投稿