こんな時だからこそ、日本国憲法の真価を見直し、「改憲は地獄への道」であることを知って欲しいものです。日本人は再び戦争で人を殺してはいけないからです。
ここで、二つの憲法の時代を生きてきた小説家加賀乙彦さん(91歳)の声に耳を傾けてみましょう。
日本は戦後、戦争を”卒業”したはずなのに、最近の政治をみていると、それが怪しくなっています。戦争の準備のために、税金を湯水のように使うのは容認できません。ヨーロッパでは、軍事費よりも文化にお金を使う。そういう国こそが本当に強い国だと思います。
(中略)
明治憲法では女性に権利がなく、男はいざという時に兵隊になれというもの。とんでもない内容です。それなのに、国会議員のなかには明治憲法や教育勅語の精神が大事だという人もいる。このまま行ったら、再び地獄の時代です。日本人はもう、戦争で人を殺してはならない。男女の差別をしてはいけない。新憲法が定めている通りだと思います。
初めて新憲法を読んだ時、なんて恵まれた国になったのだろうと感激しました。それが蹂躙(じゅうりん)されるような時代になりつつあることに、歯止めをかけなければなりません。(『赤旗日曜版』、2020年4月12日号、強調は引用者によります)

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