まず、改憲の圧力にさらされながらも、もちこたえてきた背景について
第二次世界大戦の敗戦は、日本の政治がどんなに民に犠牲をしいたかをあらわにみせた。日本人の戦死・戦争死三二〇万人、中国をはじめ、他国の犠牲はこれをはるかにうわまわっている。その戦争の事実、経験、とくに女性たちがその人生にきざんだ傷痕が現在の憲法の成立をささえてきた。憲法成立後も、それをよろこびながら、憲法をかえられる反動化への危棋はずっとあった。(「世直しのとき」『これからどうする 未来のつくり方』、岩波書店、2013年、p15)このように述べ、
次に、政府が改憲を推し進めてきている実態を簡潔に表現しています。
国防軍構想や集団的自衛権の行使、アメリカの同盟国として、「ともにたたかう」国策をすすめようとしている。それを妨害する憲法は書きかえようという発想だ。(上同、p14〜15)
そして、「だからこうすべき」という結論です。「劣悪な資本主義を棄てる」というはっきりした物言いは気持ちがいいです。結局、「大洪水よ、我が亡き後に来たれ!」という一言が物語っている「資本主義」そのものにメスを入れない限り、あらゆる矛盾の解決は望めないということなのです。
1、劣悪な資本主義を棄てる。人権を第一義におく政治を目ざす。それが、世直しの基本になる。政治にやたらと介入する日本経団連会長などは、「一億二千万人分の一」の発言に後退させるべきと思う。(上同、p15、赤字強調は引用者)
2、「日本丸」の舵はゼロ地点に切りなおす必要がある。世直しの第一は、カネが万能の習慣や思想を捨てることだ。消費がすすんだという前に、どんなに「いらないもの」を買ってきたか、自分の身の周りを見てみるといい。(上同、p14)
3、原発をはじめ、すべての核エネルギー依存の生活の廃止。原発をゼロにし、施設を時間をかけてもとの更地にもどしてゆく。(上同、p13)
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