2023年9月4日月曜日

原発の全て眠れし***

 映画『ゴジラ』は、原子力の恐ろしさ、原子力は人間社会に馴染まないことを訴えたもの、と考えられています。だから、原子力発電所もゴジラに例え、「今は単に眠っているだけ」、いつ目を覚まして暴れ出すかわからないと思ってきました。このことを朝日新聞に掲載された「原発の全て眠れし原爆忌 出島千穂」を知って思い出しました。
 選者横澤放川さんの言葉は「平和利用にせよ、 戦略兵器にせよ、人間は原子力というものを統制できる力は持ち合わせていないようだ。 大半が眠りの不気味さ」でした。
 私は、ゴジラが眠っているのは福島だけだと思っていました。原発事故の終息に見通しが立っていないからです。しかし、見方を変えれば、日本中に棲息しているゴジラの「大半が眠り」についている、と考えることもできます。
「原発の全て眠れし原爆忌」この歌は重い言葉です。何が引き金になって目を覚ますか、誰もわからないからです。にもかかわらず、「ゴジラは目を覚さない」という希望的確信にすがりついているのです。われわれ人間こそが目を覚まし、原子力の真実に目を向けるべきなのです。

0 件のコメント:

コメントを投稿