このような情勢を前にしても、白旗を上げる選択肢があっても良かったのではないか、これから白旗あげて終戦に向けて妥協する選択肢があってもいいじゃないか、と、私は考えています。命に変わる大義などないと思うからです。
軟弱者、と言われるかもしれません。そう思っていたら、混迷を深めている現状を打開する詩を見つけました。著書『スロー・イズ・ビューティフル 遅さとしての文化』に「ぼくたちはなぜ頑張らなくてはいけないのか?」という項目があって、そこの巻頭詩として紹介されていたのです。
青くなってしりごみなさい。
逃げなさい、隠れなさい。
死んで神様と言われるよりも
生きてバカだと言われましょうよね。
きれいごと、並べられた時も
この命を捨てないようにね。(加川良「教訓!」より)(『スロー・イズ・ビューティフル 遅さとしての文化』、辻信一著、平凡社、2001年、p240〜157)
どうでしょうか。
「死んで神様と言われるよりも/生きてバカだと言われましょうよね」
「きれいごと、並べられた時も/この命を捨てないようにね」
本当にその通りです。国の一部が取られようとも、国力をつけていけば、平和的に後で取り返すことはできます。しかし、一度失った命は決して戻らないからです。
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