2023年8月30日水曜日

マーシャル諸島で67回も核実験

 アメリカがマーシャル諸島で核実験を行い、「多くの島民を被曝させてしまったこと、多くの島民の故郷を奪ってしまったこと」までは知っていました。しかし、核実験を行った回数を知って驚きました。「米国は一九四六年から五八年まで、マーシャル諸島で計六十七回の核実験」(『生の時・死の時』、p134)を行っていたのです。
 それだけではありませんでした。「被曝が予見されたにもかかわらず、米国は住民を事前に避難させず、人体実験を意図していたとの批判が出ている」(上同)というのです。
 ここで考えて欲しい。日本の同盟国アメリカは、人が住んでいる島で、六十七回もの核実験していたのです。「そんな国が日本国民のことを考えている」と信じることができるでしょうか。私は信じることができません。
 確かに、戦後改革では、日本国憲法制定など日本国民のことを考えた時期もありました。しかし、「逆コース」という言葉が定着してしまったことでもわかるように、方向転換してしまいました。そして、この逆コースの道を今に至っても「直走っている」のです。この現実認識をしっかりと見定め、日本の進む道を、
「逆コース」ではない「日本国憲法がさし示している本来の大道」に戻るべきなのです。

 人体実験説
 米国は一九四六年から五八年まで、マーシャル諸島で計六十七回の核実験を行った。五四年三月一日にビキニで実施された初の実用水爆実験「ブラボー・ショット」が最大で、広島型原爆約一千個分の規模だった。この実験で、東方のロンゲラップ島など多数の現地住民が大量の死の灰を浴びた。マグロ漁船第五福竜丸も被曝し、久保山愛吉さんが死んだ。
 近年、被曝が予見されたにもかかわらず、米国は住民を事前に避難させず、人体実験を意図していたとの批判が出ている。米国はロンゲラップの核汚染除去と再定住をめぐり住民側と交渉中だが、帰島のめどは立っていない。(『生の時・死の時』、共同通信社編、共同通信社、1997年、p134)

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