2023年8月21日月曜日

戦争を戦えない日本の現実

 NHKスペシャル「Z世代と“戦争”2023年5月15日放送」を見ました。Z世代3千人へのアンケートでは「10年以内に日本が戦争に巻きこまれる可能性は」という質問に、半数以上が「ある」「どちらかと言えばある」と回答していたことに、そういうものかなと思いましたが、太平洋戦争に関心があると答えた人の中で、60%の人が「二度と戦争を起こしたくないから」と回答していたことに安心感を抱くことができました。
 しかし、侵略されたらどうしたいかと言った質問に対して、戦い続けるべき、とか、銃を持って戦うと言った勇ましい意見が紹介されただけで、日本が戦争になったらどうなるのかの議論がなかったのが不満です。「エネルギーも食糧も自給できていない」という日本の現実を踏まえた議論がなかったのが残念です。どんなに勇ましいことを言っても、戦争を戦えないのが日本の現実なのです。  
 もう一点、議論の論点で欠けているところがありました。なぜ「日本が戦争に巻きこまれる可能性」があるのかという問いです。対立の構図を強めるばかりで、和解の努力について話されていないに等しい現実があるわけですが、これでは米軍の戦争に(これが重要です)巻き込まれる確率が増えてしまうことは、火を見るより明らかです。そこまで踏み込んでほしかったです。

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