2023年8月20日日曜日

布袋様を40年描き続けた若冲

 著書『しびれるほど仕事を楽しむ女たち』(日経ウーマン編、日本経済新聞社出版局、2005年)に、ハリーポッターを翻訳し、その魅力を日本に伝えた松岡佑子さんの仕事ぶりが紹介されていました。その中で、「五巻分の重みを背負って翻訳しないといけませんから、チャレンジはますます大きくなります。でもそれだけ楽しみもある。もともと面白くてほれ込んだ仕事ですからね。第一回目の訳から推敲に推敲を重ねて少しずつ進めています」(p25〜26)と語っていました。「五巻分の重みを背負って」、ストレスになるどころか、楽しみながら「少しずつ進め」られたということに、とても勇気付けられました。
 ちょうど「若冲と江戸絵画」というDVDを見ていたら、無病息災のご利益があると言われる伏見でつくられた布袋様のお人形を、若冲は40年も描き続けたと言っていました。その作品が七人の布袋様を描いた「伏見人形図」です。一つの対象をじっくりと時間をかけて取り組む姿勢は、あやかりたいものです。



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