例えば生命科学者の中村桂子さんは、 「一つ一つの生きものが長いいのちの歴史の中にあるのです。私たち人間もその中の一員であることを忘れずにいれば、生きものを大切にする気持ちはおのずと生まれてくるのではないでしょうか」(『老いを愛ずる』、中村桂子著、中央公論社、2022年、p82)と「すべての生きものに仲間としての眼差しを向けること」(同、p81)に重要性を訴えている。
また朝日新聞(2023年8月3日)には、動物行動学者、ジェーン・グドールさんのインタビュー記事で「人間と動物はお互いを尊重しなければなりません」と言って、次のような警告とも取れる言葉を寄せている。
私たちが抱えている大きな問題の一つは、自然から切り離されていることです。人間の未来の存続は、健全な環境が保たれるかにかかっています。それは動物や植物が複雑に絡み合って構成されていて、すべてが役割を担っている。そのひとつが失われるたびに、生態系は不安定化し、いつかは生態系全体が崩壊します。この地球で生き続けるためには、いますぐ行動を起こさなければなりません。私たちは地球の自然に依存していて、自然がなければ生きられない。覚えておくべきことは、私たちは自然の一部であるということなのです。
日本独特の宗教観が、このように現代社会に甦っているだけでなく、その重要性が増してきていることに気づくべきである。
0 件のコメント:
コメントを投稿