2023年6月30日金曜日

美術館予習の試み

 福島県立美術館で、明日から「ブルターニュの光とが始まる。いくつかの展示作品も紹介されていたので、その中から、ぜひ、これだけはじっくりと作品と向き合ってみたい、という作品に出会った。《藁ぶき屋根の家のある風景・1921年》と、《ポン=タヴァンの風景・1888-89年》と《コンカルノーの鰯加工場で働く娘たち・1896年頃》である。
 フェルディナン・ロワイアン・デュ・ピュイゴドー作《藁ぶき屋根の家のある風景》は、「空を大きくとらえ、印象派のタッチにより日の出もしくは日没の大気を巧みに表現」していると紹介されているが、なんともいえぬ、いい雰囲気を醸し出している。その前に自分が立っているような錯覚さえ生じさせる力を持っている。
 アンリ・モレ作《ポン=タヴァンの風景》は、「藁ぶき屋根の家並みと牧草地の牛たちが鮮やかな色彩で描き出され、ブルターニュの自然の豊かさがよく感じられる逸品」と紹介されているが、朝日に包まれたのどかな雰囲気が、なんとも心地よい、素晴らしい作品である。
 アルフレッド・ギユ作《コンカルノーの鰯加工場で働く娘たち》も良かった。「ギユは苦難にあふれた漁村の日常を、喜びとともに生き生きと描き出し」たと紹介されているが、娘たち一人ひとりの表情が、なんとも素敵だ。
 ホームページ「ブルターニュの光と」のおかげで、美術館へ行く前の予習ができた。そのため、美術館でこれらの作品に会うのが楽しみである。初めての「美術館予習の試み」である。

(《藁ぶき屋根の家のある風景・1921年》「ブルターニュの光と風」より)

(《ポン=タヴァンの風景・1888-89年》「ブルターニュの光と風」より)

(《コンカルノーの鰯加工場で働く娘たち・1896年頃》「ブルターニュの光と風」より)

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