2023年6月25日日曜日

タンパク質は”3食”食べ続ける

  戦後、日本人の健康は飛躍的に伸びてきた。百寿者の数も年々増えてきている。栄養状態が良くなってきたことが大きな要因であることは間違いないであろう。その中でも、やはりタンパク質の充足が大きかったであろうことの理由がよくわかった。エネルギー源の栄養素はたくわえることができるのにたいし、タンパク質は、絶えず充足してなければならなかったのだ。
 例えば、

 私たちが仮に断食を行った場合、外部からの「入り」がなくなるものの内部からの「出」は継続される。身体はできるだけその損失を食い止めようとするが「流れ」の掟に背くことはできない。私たちの体タンパク質は徐々に失われていってしまう。したがって飢餓による生命の危険は、エネルギー不足のファクターよりもタンパク質欠乏によるファクターのほうが大きいのである。エネルギーは体脂肪として蓄積でき、ある程度の飢餓に備えうるが、タンパク質はためることができない。(『生物と無生物のあいだ』、福岡伸一著、講談社現代新書、2007年、 p163)
 ここで述べられている「飢餓による生命の危険は、エネルギー不足のファクターよりもタンパク質欠乏によるファクターのほうが大きい」ということは、大切なことを教えてくれている。欠食は良くないこと、野菜等は少なくしても、十分なタンパク質は食べ続ける必要があることである。朝食廃止とか、16時間ダイエットとかは、一時的には良いということもあるかもしれないが、長期的には、やはり、3食食べ続けることが重要なのではないだろうか。

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