2023年6月8日木曜日

何が何でも”戦争だけ”はしちゃいけない

 朝日新聞コラム「折々のことば」(2023年6月7日)に「何が何でも、戦争だけはしちゃいけない」(黒澤明)が取り上げられていた。鷲田清一の解説に
 いったん戦争が始まってしまうと、虫も殺せなかった人が「鬼の形相」で人を殺(あや)める。恐怖の連鎖の中でついに「人間が人間でなくなる」。そういう深い傷から立ち直るまでに、「さらに世代を超えて累々と悲しみは続くんだよ」と語っていたと。黒澤和子の『黒澤明「生きる」言葉』から。
 とあった。早速、『黒澤明「生きる」言葉』を予約した。もっと、黒澤明さんの声を聞きたくなったからだ。
 そういえば、武谷三男さんが「ひとたび戦争が起れば(米軍の)最前線基地(日本)は完全に廃墟となってしまう」と、次のように書いている。だからこそ、「何が何でも”戦争だけ”はしちゃいけない」のである。
  日本は、米国の重要な最前線基地である事は世界中は認めている通りである。(中略)われわれがよく考えておかねばならぬことは、兵器技術の進歩の今日の段階では、ひとたび戦争が起れば最前線基地は完全に廃墟となってしまうことである。(「”基地日本”」『武谷三男現代論集・2 核時代』、勁草書房、p114〜116)

0 件のコメント:

コメントを投稿