2023年4月25日火曜日

平山郁夫の浄土の世界

 孫悟空の元になった高僧の名前が「玄奘三蔵」だったことを『平山郁夫と玄奘三蔵』(平山郁夫監修、博雅堂出版、2002年)を読んで初めて知った。その玄奘に惚れ込み、「玄奘の偉業を肌でかんじようと、玄奘の足跡をたどる旅は130回いじょうにおよび、旅先で描いたスケッチブックは300冊にも」(上同)なったというから、平山郁夫もまた、すごい画家である。
 難関をものともせず、インドにわたり、お釈迦さまの教えを中国に持ち帰った玄奘三蔵の偉業を知ったからか、平山郁夫の作品の素晴らしさが伝わってくるようになった。画集の中で、次の2点が、特に心に響いてきた。夕焼けの色に心が癒され、雪山の白色に、玄奘三蔵の並々ならぬ心の強さと、浄土の澄み切った世界を感じることができた。

薬師寺 夕べ

西方浄土 須弥山

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