音楽(文化)の力で暴力を追放しようという映画を見た。『百万人の大合唱 暴力の街から<音楽都市こおりやま>へ』(須川栄三監督、東宝、2006年)である。戦争も暴力なのだから、戦争も文化の力で追放できると言えるのではないだろうか。
戦争とまではいかなくても、思想の対立というものがあって、それゆえ、思想の共存という主張もある。そうした動きに共感を抱いてきたが、視点を変えた「暴力対文化」という対立というものも考えられる。どちらかといえば、こちらに重点を置いた方がいいのではないか。
文化の力は、考えようによっては大きな力を持っているといえよう。音楽だけでなく、美術や文学も、多様な芸術も文化そのもので、楽しみながら、というより楽しむことが力になる。この楽しみ、喜びの力こそ、野蛮な戦争を追放できる大きな力である。
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