2022年9月20日火曜日

北朝鮮敵視政策は止めて!

 地政学とは、どのような学問かと思い、『こども地政学 なぜ地政学が必要なのかがわかる本』( 船橋洋一監修、バウンド著、カンゼン、2021年)を読んでみた。辞書には、「地政学とは、国家を有機体としてとらえ,その政治的発展を地理的条件から合理化しようとする理論」とあったが、北朝鮮を敵視した記述があって驚いてしまった。
 なんと、「日本と仲が悪い国ってどの国だろう?」という問いがあり、「隣国である北朝鮮とは国交がない『近くて遠い国』です」。「日本が仲が悪い国の代表格は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)です。隣国なのに国交がなく、自由に行き来することもできません」(p 18)と解説があったのだ。
 逆に、「日本は世界のどんなグループに属しているの?」という問いがあり、「日本にとって『日米同盟』は最重要グループです」(p24)とあった。大手マスコミも、日米安保容認に傾いているのだから仕方がないとしても、歴史的な日朝関係を振り返ることなく、北朝鮮に対して「日本が仲が悪い国の代表格」と決めつけてしまうのはどうであろうか。
 大東亜戦争について、「あれは侵略などではない」と大真面目に書いている本を読んだが、同じように、日本軍が朝鮮人に対してやったこと、あるいは日本人が朝鮮人に対して持っていた差別意識はなかったというのだろうか。そうでなければ、「日本が仲が悪い国の代表格は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)です」などとは、とても言えない。戦時中のことは真摯に反省し、東アジアの国々は、隣国同士、手を取り合い、同盟関係を目指すべきなのである。だから、北朝鮮などに対する敵視政策は止めてほしい。

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