2021年6月24日木曜日

ひじ掛け椅子で眠る女

 最近、ラジオ深夜便を聞くようになった。「らじるらじる」で番組終了後も聞けるようになったからだ。特に、各界の人へのインタビュー番組が好きでよく聞いている。
 今朝は、横浜美術館・館長蔵屋美香(くらや・みか)さんの話だった。最後におすすめの絵は、と聞かれ、ピカソの「ひじ掛け椅子で眠る女」を勧めていた。
 この絵は、一見すると、「ひじ掛け椅子で眠る女」には見えない。しかし、じっくりと時間をかけて見ていると、これが髪の毛か、これが目か、というふうに、少しずつわかってくるようになる。こうした少しずつわかってくる長い時間は、ピカソと話しているようなものだ、というのだ。こうして、作者と対話をするような感じで作品とじっくり向き合いうという一つの鑑賞法を紹介してくれていたのが印象的だった。
 こうした鑑賞法でじっくりと見て欲しい作品として、レオナルド・ダヴィンチの「最後の晩餐」も紹介説明してくれた。「遠近法」の透視図法を使って描かれていることは知っていたが、イエスが「よくよくあなたがたに言っておく。あなたがたのうちのひとりが、わたしを裏切ろうとしている」言ってからの、時間の移り変わり、つまり、時間までもが描かれている、という説明は知らなかった。
 今度美術館に行ったら、いつもより長く、じっくりと作品と向き合って見たい、と思った。

ピカソ「ひじ掛け椅子で眠る女」

レオナルド・ダヴィンチの「最後の晩餐」

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