これまでは、局地戦で収まっているからいいものの、局地戦がいつ全面戦争に発展するかわかったものじゃない。人間社会にとって戦争は無くならないみたいな固定観念は、もう卒業しなければならない。それでなくても、自然の脅威が人類社会に迫ってきているからだ。「兵器は殺人器なんだ」から、殺人兵器の製造開発は、もうやめてもらいたい。
A1の技術革新は、戦場にも不断の変革をもたらしている。米国や中国、ロシア は"自律型兵器" —— 一度起動されると、人間の判断を必要としない兵器――の研究を積極的に進めている。米国は国内の規約で自律型兵器を運用する際、人間を介在させているが、国際的な取り決めは存在せず、今後成立させるのも困難だという。シンギュラリティ以降の戦争はどうなるのか、人類が戦うべき相手とは誰なのか、示唆に富んだ一冊。(『週刊文春』、2021年6月3日号)
『無人の兵団 AI、ロボット、自律型兵器と未来の戦争』(ポール・シャーレ著、早川書房、2019年):勃興するAI・ロボット技術を受け、急速に進化を遂げる「自律型兵器」。米陸軍レインジャー部隊出身のアナリストが、各国の実例を紹介して、あらゆる関係者に取材。最先端軍事技術の実態とその深部に迫る。(図書館による内容紹介)
自律型兵器で画像検索すると、色々あって驚いたが、検索していて気になったのは、なんの躊躇いもなく、”殺す”という言葉が使われていることだ。「必要なときに(敵を)殺すことができ、その後すぐに(敵を)殺すことができます」(「人類は自律兵器システムを正しく扱えるか 『無人の兵団――AI、ロボット、自律型兵器と未来の戦争』」より)というように。


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