雑誌『PHP』で、2020年の1年間「藤城清治の影で尋ねる日本」が連載された。その中の、7回が「長崎山王神社の一本足の鳥居と大クス」8回目が「広島の原爆ドーム」だった。原爆ドームのことを「未来の平和のために遺した崇高な遺産」と表現されていたのが印象的だった。
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| 広島の原爆ドーム |
ぼくが米軍の本土上陸間近い、九十九里浜の海軍基地にいた時、原爆が投下された。戦争の苦しみや悲しみも、やがて風化し、戦争を体験した人も少なくなるなかで、ぼくも年を取る毎に、原爆ドームを光と影で描きたいと思うようになった。原爆の熱と爆風の洗礼 洗礼を受けた煉瓦や鉄骨は、悲しく美しい無限のメッセージを持つ。原爆ドームは二十万人の命を犠牲にして、未来の平和のために遺した崇高な遺産だ。(『PHP』、2020年8月号)


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