戦争の定義、あるいは、定義とまでは言わなくとも、戦争の実態を言い表した、説明した言葉はたくさん見てきた。その中でも、日常の何気ない平和な生活を「根こそぎ破壊するのが戦争なんです」(『幸せのための憲法レッスン 教えて中馬さん!』、金井奈津子著[中馬清福述]、かもがわ出版、2016年、p82)という言葉が、とびきり戦争の本質を言い表していると感じた。
さらに考えておきたいことは、常備軍の存在そのものも、常備軍による戦争の準備過程そのものも、生活を破壊し、様々な権利侵害を伴うことである。沖縄での米軍基地被害状況が、そのことを最も見える形で教えてくれている。だが、普段はあまり見えないし、真剣に考えることもない。多くの日本人にとっては「よそ事」で済まされているだけである。
また、憲法で保障された平等の観点からも問題がある。例えば基地騒音に悩んでいる人たちにとっては、法のもとの平等に著しく反していることになる。騒音のない生活を求める権利があるのだ。
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