逆を言えば、時を浪費し、十分な幸福感を得られなければ、人生は、あっという間に終わってしまうように感じるものなのかもしれない。
それにしても、セネカやマルケルスなどを生んだ古代ローマのストア主義(哲学)とは、どんなものなのだろうか。ちょっぴり新たな興味が湧いてきた。
ミュティレネ( 27) で亡命生活を送るマルケルス( 28) に会った。彼は、人間の身にはこれ以上は許されないだろうというくらい幸福に暮らしていて、そのときほど、学問への情熱に満ちていたときはなかった。それゆえ(とブルートゥスは付け加えています)、異郷の地に残される彼よりも、彼を残して帰国する自分のほうが、異郷の地に追放されるかのようであった(「母ヘルウィアへのなぐさめ」『人生の短さについて』、中澤務訳、光文社古典新訳文庫)
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