2020年6月4日木曜日

心が荒めば好戦的にもなる

 「戦争の実相を伝える人の数が減るにつれて、国民は好戦的になる。世界中どこでもそうだ。戦争を知らない人たちが戦争を始める」(内田樹著『暮しの手帖』、2018年8~9月号)という言葉を知って、本当だろうか、そんなことはない、と思った。米国での、暴徒化した群衆のことを思い出したからである。
 米ミネソタ州ミネアポリスで白人警官が黒人男性の首を圧迫して死亡させた事件をきっかけとした抗議活動が、全米に広がっており、一部ではデモ隊が暴徒化して放火や略奪が起きている。朝日新聞新聞の報道によれば、25都市で夜間外出禁止令が出され、各地で州兵が投入されたという。
 なぜ、このような暴動に発展してしまったのだろうか。コロナ騒動で、心が荒んでいたところに、火がついたからに違いない。戦争だってそうだ。心が荒んでしまえば好戦的にもなる。逆に、経済が安定し、文化も発展して心に余裕があったなら、好戦的になるようなことは決してないはずなのだ。
          米フィラデルフィアで30日、ジョージ・フロイドさんの死をめぐり抗議する人々が集まり、
      一部がひっくり返した車両の上で跳びはねた=AP(「2020/6/1朝日新聞デジタル」より)

0 件のコメント:

コメントを投稿