2022年12月4日日曜日

九条の福音

 新聞広告で『九条の大罪』というタイトルの漫画を知った。「法とモラルの極限ドラマ!」で、「厄介な案件ばかりを引き受ける弁護士・九条間人(くじょうたいざ)」の活躍が描かれているらしい。私は、ドラマの内容はともかく、タイトルが気になった。「日本国憲法九条の大罪」とも読めてしまうからだ。
 そこで考えた。『九条の福音』といタイトルの本を書いたらいいではないか、と。類書はないかを検索し、「聖書釈義から説き起こし、広大な思想史的考察を経て、憲法九条に基づく防衛戦略構想」に及んだ『山上の説教から憲法九条へ 平和構築のキリスト教倫理』(宮田光雄著、新教出版社)を見つけた。

 今まさに戦禍の真最中だけに、九条の福音に耳を傾けたいものである。
【目次より】
1 「右の頬を打たれたら左の頬をも向けよ」
   ――《山上の説教》と平和構築の倫理
 1 論争の中の《山上の説教》
 2 《山上の説教》と責任倫理
 3 《山上の説教》と現代の平和構築
 4 《主の祈り》を生きる
2 兵役拒否のキリスト教精神史
 1 イエスと兵役拒否
 2 古代教会の兵役拒否
 3 中世教会と宗教改革の正戦論
 4 平和主義セクトの兵役拒否
 5 現代の世界教会と兵役拒否
3 近代日本のキリスト教非戦論
   ――内村鑑三の思想と系譜
 1 義戦論から非戦論へ
 2 非戦論の展開
 3 非戦論と再臨思想
 4 非戦論と兵役拒否
 5 非戦論の継承
4 非武装市民抵抗の構想
   ――日本国憲法九条の防衛戦略
 1 非武装による防衛構想
 2 市民的抵抗の諸形態
 3 市民的抵抗とデモクラシー
 4 《草の根》からの市民運動(出版社のサイトより)

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