その一冊の本はロマンロランの『ジャン・クリストフ』で、三回も読んだというのだ。その後、農業の専門書を、村役場の農業指導員の教えを受けながら、なんと十五冊を「暗記するくらい読んじゃった」(『感動は心の扉をひらく』、 p76)というのだ。
そしたらね、あとはもう楽にスイスイ読めて、読んだり実験したりしていくうちに、人々は俺を農業の指導員と呼ぶようになったのよ(p76)
感動というやつは、人間を変えちまう。そして奥底に沈んでおる力をぎゅっと持ち上げて来てくれる、そういう性質を持っているんです。(p76)
我々は、何回も感動を受けては、心の中の日を大きくして、感動を受けるたびに、心を変えて、人間を変えていく。(p77)
つくづく、「まだまだ感動が足りない」と思った。何よりも、何回も読んだ本が、どれだけあるだろうか。
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