それは、これまで読書の過程で心から素晴らしいと感じてきた言葉たちは、たとえ忘れてはいても、きっと自分の血肉になっているに違いない、と思えたからだ。つまり、「どのような感動体験も、必ず自分の血肉になるようだ」と確信できたことである。
そういえば『感動は心の扉をひらく』(椋鳩十著)という本を持っていた。さっと読んでみたら、感動について、「感動と言うやつは、人間の心を変えるんです」と、次のように語っていた。
感動と言うやつは、人間の心を変えるんです。感動は、心の中に起こる地震ですよ。心のそこからぐーっとひっくり返していく。そして、どちらへ向けるかというと、感動の方向に向かって、人の心を変えていくんです。すばらしい方向に人の心を変えていくんです。すばららしい感動を受けなかったら、人の心は変わりませんよ。(p53)
このように考えていくと、文学の力、芸術の力の大きさを考えてしまう。理詰めも必要だが、感動的な詩や絵画等の芸術の力をもっともっと活用して、新しい明るい未来を切り開いていくことが必要なのかもしれない。
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