日本国憲法の第一章は、天皇に関する条文で八条もある。それをもって、憲法で一番大切にされているのが天皇だ、そうした主張もあるようだ。だからだろうか。『今だから、日本国憲法』(盛泰寛編、地湧社)は、最高法規、平和主義、と解説が続き、天皇に関する条文は最後だった。
しかし、天皇条項をよく見ると、それらは「全体として権力制限的」で、「否定的でありネガティブ」(『憲法九条は国際政治に無力か』、弓削達著、かもがわ出版 、1996年、p38)であるという解説を知って、目から鱗だった。解説は続いて、「大日本帝国憲法との国体上の連続を否定することに意味があった」。だから、「国体上のつながりはないということを示すもの」(上同)だ、と主張していた。これは、明らかな革命説にほかならない。
ここでは簡単に述べられているが、もっと詳しく調べて、内容を膨らませてみる必要があるのではないだろうか。宮沢さんの「八月革命説」はどうだったのか。「八月革命説」とどこが違うのか。調べてみたいところである。(24日分)
0 件のコメント:
コメントを投稿