NHK日曜美術館(曜変天目 丸の内へ 静嘉堂 夢の新美術館オープン 2202.11.27)を見たが、伝統の継承と創造についての解説が印象的だった。「継承というのは、前にあった美しいもの、素晴らしいものを模倣して繰り返すだけでなく、自分の持っている才能を全てを出して新しいものを加えていき、発展的につないでいく」「発展的な継承なくして創造はなく、創造なくして発展的な継承もない」というような内容だった。
一つの例として、尾形光琳作「住之江蒔絵硯箱」が紹介された。藤原敏行による「住之江の岸による波よるさえや/夢の通い路人目よくらむ」からイメージを得て制作されたものだが、自ら内箱蓋裏に「光悦造以写之」と書いている。解説によれば、「光悦のデザインを光琳はそのまま用いて、そこに自分の美意識を加えて新しい作品を造った。継承と新しい創造というのがうかがわれる」という。


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