2022年11月18日金曜日

憲法の初心忘れるべからず

 日本国憲法では戦力を放棄したことになっている。憲法9条をまともに読めば、戦闘機も、戦艦も持てないし、自衛隊のような大量の武器を持った組織など持てない。どんな言葉を用いて説明しようとも詭弁でしかないし、はっきり言って嘘の塊であろう。だから、「日本人は嘘と真実との中間を精神的に彷徨して暮らせる国民だ」(『暗黒日記 1942‐1945』、清沢洌著、山本義彦編、岩波文庫、1990年)という言葉を知った時、兵器を防衛装備品などと言って誤魔化している戦後の日本の姿を予言していたではないか、と思った。
 そして、もう嘘をつき通すことはやめよう、と言いたい。「今、自らに問うべきは、『もう一度平和主義の仕切り直し、もう一度⋯⋯平和憲法の仕切り直しを積極的にやるような状況』(『アジアから日本を問う』、姜尚中著、岩波書店、1994年)に立たねばならないのである」(『政治は途方に暮れている その理念と現実』、内山秀夫著、日本放送出版協会、1994年、p12)改憲など、とんでも無いことなのだ。
 それでは、「平和憲法の仕切り直し」とは、何を意味しているのであろうか。原点に変えること、初心に帰って、初々しい新憲法の息吹を感じることでは無いだろうか。「初心忘れるべからず」という諺もある。憲法の初心というのも同じであろう。忘れてはいけないのだ。

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