2021年11月3日水曜日

平和で民主的な世の中を!

 75年前のきょう、日本国憲法が公布された。国民主権基本的人権の尊重、平和主義を基本原理に掲げ、戦後日本の歩みをつくってきた。しかし、日本国憲法への攻撃は相変わらず継続され、改憲の圧力も続けられてきた。その結果が、憲法無視の政治、明らかな愚民視の政治」(東京新聞の社説)がまかり通っている。そして、この度の総選挙で、そうした政治への批判票の広がりを見せることはなかった。このような現実を前に心細くもなったが、次のような東京新聞の社説に「まだまだ健全なマスコミが存在している」と大いに励まされた。

 きょうは文化の日、憲法公布の日です。戦争が終わり、平和的、民主的、文化的な新国家をつくろうと心を新たにした日です。でも公布から七十五年、その意義を忘れてはいませんか。
 右傾化や軍事化が進み、平和主義を冷笑する風潮さえみられます。防衛費は膨らみ、憲法に反する「敵基地攻撃能力の保有」まで真顔で論じられています
 政治家も国民を侮っています。「説明しない」「説得しない」「責任をとらない」という「3S」がネットで問題になっています。真実を「語らない」「隠す」「改ざんする」という「3K」の時代でもあります。明らかな愚民視の政治がまかり通っています。
 権力者がもはや民主主義的な統治を放り投げているのです。日本学術会議会員の任命拒否問題でもそうですが、あらゆる分野に権力の介入や圧力が及んでいます
 総選挙が終わりました。安倍・麻生・甘利の頭文字である「3A」は一角が小選挙区落選でしたが、いまだ背後に控える岸田政権だけに注視が必要です。
 憲法の理念である平和で民主的な世の中は、誰もが願っています。文化はそのような養分を吸って、育まれます
 さて、今年のショパンコンクールの優勝者と六位はアジア系カナダ人です。二人ともダン・タイ・ソンの弟子でした。彼は教育者としても優れていたのです。
 「紙鍵盤」の時代はごめんです。日本国憲法前文には「平和を愛する諸国民の公正と信義に…」のくだりがあります。「愛」の文字は「平和」にかかっています。その普遍性を考えずにはいられません。(「<社説>憲法公布と文化の日 愛と平和と「紙鍵盤」と(東京新聞」より、強調は筆者による

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