2021年11月29日月曜日

意志と意欲のメンテナンス

 ベストセラーだという分厚い本『独学大全:絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法』(読書猿著、ダイヤモンド社、2020年)を読んだことがある。その時のメモに、「意志と意欲のメンテナンス」という項目があった。志の強さは、それを立てた時間にあるのではなく「自身の行為や思考を絶えず志に結び直した、その繰り返しの中に生じる」(p67)というのだ。そういえば、メモは見直すと良いというのも、「意志と意欲のメンテナンス」になる。にもかかわらず、このメモは、8ヶ月も前のメモだった。メンテナンスを怠ってきたことになる。
 メモの中に「複数の学習ルートから学習ルートを選ぶ」という言葉もあって、この言葉から閃いた言葉として「平和への道すじもこれだ!」とメモしてあった。現政権の平和への道すじは軍事路線一辺倒だが、軍事力に頼らない、それこそ平和的な、「いろんなルートの平和への道すじがあるじゃないか」という思いをメモしたものだった。その思いをメンテナンスを通して育てる必要があるのに、残念ながら、育てられないできた。
 この本には、当たり前のことでもあるが、「目標を描く」という項目もあった。ところが、平和の問題に関していえば、「戦争は嫌だ」と言いながら、「不戦」という目標を持たず、「攻められたらどうする」という論法で、軍事力を増強してきたことになる。この論法の1番の弱点は、「攻められた
時点」で、戦争になってしまうことである。だからこそ、「不戦」という目標を描くことが重要になってくる。そして、その目標を達成するためにはどうすればいいか、を考えていけばいい。「不戦」という意志と意欲を持ち、そのメンテナンスをしながら、「不戦」という目標を実現していけばいいのだ。ようやくそのことに気がついた。

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