第二次世界大戦時には、日系アメリカ人が大変な苦労をなされたことは知っていた。「フランクリン・ルーズベルト大統領は1942年2月、大統領令9066号を発令し、民族的背景を理由に12万人を米国西海岸から強制収容所に連行した。3分の2は米国で生まれた人たちだった。収容所は全米に10カ所あり、収容された人たちは平均で3年間、有刺鉄線が張り巡らされた中で過ごした(「真珠湾攻撃が変えた人生――日系米国人の苦難 - BBCニュース」より)。
しかし、第二次世界大戦は、欧州に滞在していた日本人にも、大きな影響を与えていた。日本経済新聞(2021年10月4日)の記事「アメリカでの戦火の欧州を生きた日本人」で知ったことである。この記事によると、「欧州に滞在していた日本人は実質的に閉じ込められてしまう。その数、最大で9000人程度」とあった。大堀聡さんは、彼らの消息を30年かけて調査しているというのだ。
現在の世界にいる日本人は、相当の数になっているはずで、こんな状態で戦争状態になってしまったら、これらの人たちにも大きな影響を与えることは、前述した第二次世界大戦の影響を見れば容易に想像がつく。さらに言えば、第一次世界大戦、第二次世界大戦と戦禍は拡大してきた。これらの事実に学ばず、まだ戦争を始めるなどというのは狂気の沙汰であろう。
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