2021年10月29日金曜日

竹内まりやの音楽が輝き続ける理由

 NHK放送の「竹内まりや Music&Life~40年をめぐる旅~ 完全版」(2021年10月24日、2019年の再放送)を観た。その中で夫の山下達郎さんが語った「竹内まりやの音楽が輝き続ける理由」が印象に残った。

 時代のトレンドには出来る限り媚びず追随せず、その先の普遍性というものを常に模索してまいりましたので30年前の作品でも、それほど古びて聞こえません。そして、何より全ての作品に通底しているのが人間存在に対する強い肯定感です。この考えが浮き沈みの激しい音楽シーンの中で、長く受け入れられてきたもっとも大きな要素であると私は考えております。

 ここで語られた「普遍性」と「人間存在に対する強い肯定感」という言葉から、私は日本国憲法のことを連想した。前文で二つの普遍性を謳っているからだ。

 1、そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
 2、われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
 さまざまな攻撃を受けながらも、日本国憲法がこれまで命脈を保ち続けられたのも、こうした普遍性を持っており、かつ、憲法全文に「通底しているのが人間存在に対する強い肯定感」があったからではないだろうか。山下さんには、普遍性という言葉の重みを教えられた。

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