2021年10月22日金曜日

国家間コミュニケーション論

 NHKBS放送(2021年10月21日)の「ヒューマニエンス」という番組で、「イヌとヒトは共進化? 数万年の共存関係とは」を視聴し、興味ある実験結果を知った。犬に対して、A、感情を込めないでポジティブ言葉をかける。B、感情を込めて、意味のない言葉をかける。すると、レベルはどうだったか忘れたけれど、Bでも、脳の報酬回路(そんな言葉だったが喜んだ時などに反応する部位)が反応することが分かったという実験である。
 この実験結果から、非言語コミュニケーションという言葉を連想し、感情を込めたコミニケーションの重要性を痛感した。夫婦喧嘩をよくしてきたが、その大きな原因は、非言語コミュニケーション部分を無視してきたからではないか、そう思えてきた。
 話は変わって、国家間のコミニケーションの話になる。コミュニケーションが上手くいっていれば戦争に至ることはない。つまり、戦争というのは、国家間のコミュニケーション不足ということになろう。ここで、今まで気になっていたことがことがことが大分はっきりとしてきた。それは、安保条約や、安保条約による抑止力を主張している人たちに、そもそも、国家間のコミュニケーションによって仲良くやっていこうとする気があるのか、という問いである。
 現状は、まず安全保障環境の悪化を前提にして、だから、それに備え、防衛費を増やさなければならない、となる。もし、戦争とまではいかなくても、安全保障環境の悪化の原因をコミュニケーション不足ではないか、という仮説を持てれば、あらゆる知恵を働かせて、コミュニケーションを尽くせば良い。軍事費にお金を使うよりはずっと安くできるであろう。その前提は、相手国の人々を人間として尊重するという「非言語的想い」であり、国家間のコミュニケーションによって仲良くやっていこうとする想いである。
 タイトルを「国家間コミュニケーション論」にしたが、人と人との間においては、「コミュニケーション論」というものがある。その成果を国家間コミュニケーションに応用していけば、国家間の垣根もなくすことができ、平和な世界を建設していくことができるのではないか。そういう意味で、「国家間コミュニケーション論」は国際平和に向けての一つの手段になる。しかも重要な手段であろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿