2021年10月21日木曜日

安保法制廃案という平和主義戦略

 今朝の朝日新聞社説は、「衆院選 外交・安保 平和主義軸に戦略を」だった。平和主義を軸にしても、「日本の外交・安全保障政策の基軸が日米同盟であるという立場は、政権交代をめざす立憲民主党も変わらない」と書き、日米安保条約が前提の平和主義であることを確認している。しかし、少し考えれば、抑止力理論に基づいた日米安保条約で平和は守れないことは明らかなのに、朝日新聞さえ、こうした時代の思想に影響を受けている。いや、時代の思想形成の一翼を担っているといえよう。
 少しマシなのが、「米国に従うだけでは、日本の安全は守れまい」と、米国に物申す姿勢があり、「中国を多国間協力の枠組みに引き込むような働きかけが求められる」と、対話の方向性の模索の必要性を説いていることである。とここまで書いてきて、「専守防衛による抑制的な防衛力整備や国際協調の重視など、日本が戦後維持してきた価値観を踏まえ」というならば、まずは安保法制など行きすぎた悪法の言及がないのはおかしい。
 そうだ、平和主義軸の戦略を言うなら、まずは第一に安保法制などを廃案にすることを掲げるべきであろう。この選挙期間中に、こうした安倍・菅政権のしてきたことの議論がどれだけ盛り上がるかが、勝敗を決めるのではないだろうか、そう思えてきた。
 これからこうするも大切だが、これまでの悪政を正す視点こそが最重要論点ではないだろうか。

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