研究会でマスコミの影響が話題になった。読まれ、経営的にもプラスになるような紙面となると、どうしても権力におもねる記事が多くを占めるようになってしまう、という嘆きにも似た発言が多かった。だが、少数とは言え良書も発行され続けていることを考えれば、そんなマスコミでも、見逃しそうな小さな記事として、真実の報道、権力におもねることのない報道もある。そうした報道を見つけると同時に、「批判的に読む」ことで、報道の裏に隠されているものも読み取れるようになるのではないだろうか。
また、議論を重ね、積み上げていくことの重要性(必要性)も感じた。一度発表して終わりではなく、そこで出された問題をさらに深め、また議論し、論点を整理し、発展させていくのである。例えば、前の研究会で問題提起されたことを深める発表をしたら、「本当の改革(革命)というものは、ほとんど気が付かないうちに始まって、ずいぶん経ってから『あのときが改革(革命・変革)のはじまりだったのだ』とわかるものだと思っています」(Kさん)といった思いもよらなかった意見、しかも、同じ問題意識を的確な言葉で表現された意見も聞けた。
Yさんは、ことあるごとに俯瞰することの重要性を言及してくれていたが、Sさんによって「歴史観の創造を目指したインフォグラフィックス」という発表があり、優れた俯瞰するツールの紹介があった。研究会のみんながこうした優れた手法を活用することで、飛躍的な研究の進展が望まれるのではないだろうか。
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