2020年11月28日土曜日

ヒトラーによる障害児童安楽死作戦

 NHKBS 3で放送された「フランケンシュタインの誘惑 ナチスとアスペルガーの子どもたち」を観た。
 193件9月旧ポーランドに浸攻、第二次世界大戦に突入した。そして、その日ヒトラーは、断種をさらに過激化した「安楽死作戦」を実行に移した。その証拠となる映像がいちばん衝撃だった。 


 障害があるとされた子どもたちを医師が診察し、ウィーンのシュピーゲルグルント児童養護施設に送られ、そこで殺害されたのである。安楽死などの名称は、実態をカモフラージュしたにすぎないことを示している。


 番組では、アスペルガー講演「精神的異常な児童」の内容にも触れていたが、次の言葉が印象的だった。

*新しい帝国の「全体は部分より大きい」という考えのもとでは国家が個人より優先されなければなりません。そのためには遺伝病を予防し、優生学を浸透させることです。
*精神的に異常な児童への支援に専念することが国家への最良の奉仕になります。民族に役立つようこれを成功させねばならないのです。

アスペルガー講演に対して、カルフォルニア大学上級研究員 エディス・シェファーは、次のように解説していた。

 アスペルガーは子どもたちを「役に立つ」「役に立たない」でまるで「資産」と「負債」のように説明しました。そして、生産性があると考えられる子どもだけを重視したのです。

 結局「役に立たない」と診断された子どもたちが、障害者殺害の対象になったようである。エディス・シェファーの言葉を聞いて、即、「一億総活躍社会」という言葉を連想した。同じ思想ではないか、と。

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