『世界中の子どもの権利をまもる30の方法 : だれひとり置き去りにしない!』を読んで、「子どもの権利条約」について考えた。この条約は、前文と、54もの条文がある。しかし、その基本は、日本国憲法の「個人としての尊重」(第13条)と同じ思想で、「子どもを独立した人格と尊厳をもつ権利の主体として大切にされる」とい う考え方だという。つまり、子どもの権利条約の基本的な考え方 は、
子どもの権利条約は、子どもをもっぱら保護の対象とする従来の考え方を転換して、子どもを独立した人格と尊厳をもつ権利の主体としています。つまり、一人ひとりが個人として大切にされるとい う考え方で、日本国憲法の「個人としての尊重」(第13条)と同じです。子どもたちが「ありのままの」自分をポジティブにとらえ、「自分が自分であって大丈夫」と思えたり、「大切にされている」と 感じられたりする自己肯定感が重視されています。
子どもは単に「未来の担い手」として期待される存在ではなく、「いまを生きる存在」として尊重される主体であり、社会を構成するメンバーとして位置づけられています。
締約国が条約を実現するには、誕生から18歳までの間を切れ目なく、医療・健康・福祉・教 育・文化・労働・社会環境・少年司法など、あらゆる側面から権利を保障することが不可欠で す。対象となる子どもは、日本社会で生活する多様な文化的背景や国籍をもつ子ども、無国籍 の子ども、国外の子どもも含まれます。そして、子どもを支援する人たち(親や保育士、教師、 施設の職員など)に対する支援も求めています。(『世界中の子どもの権利をまもる30の方法 : だれひとり置き去りにしない!』、国際子ども権利センター, 甲斐田万智子編、合同出版、2019、強調は引用者による)
子どもの権利条約 第6条
締約国は、すべての児童が生命に対する固有の権利を有することを認める。
締約国は、児童の生存及び発達を可能な最大限の範囲において確保する。
次に、大石芳野写真集『子ども 戦世の中で』(藤原書店、2005年)から、最も「子どもの権利条約」を必要としているカンボジアの子どもたちの表情を紹介する。
![]() |
| 難民村にいた約12万人が戦火を避けて逃げ惑った。 いつも犠牲は子どもたちだ。(80年 タイ国境) |
![]() |
| 反ポル・ポト派のゲリラ隊が結成され、多くの子どもが入隊 させられた。銃を持つ二人は12歳と14歳。(80年 タイ国境) |
![]() |
| 全土のどこでも、 闇を見つめるような表情がそこにある(80年 ブルザット州) |




0 件のコメント:
コメントを投稿